【初心者向け】Logic Proで音が出ないときの5つの対処法
〜「なんで音出ないの!?」を最速で解決〜
はじめに:Logic Proで音が出ないときは
Logic Proでトラックを再生しても、なぜか音が出ない――
これは初心者だけでなく、経験者でも時々起こるトラブルです。
しかし、ほとんどの場合は基本設定の見直しだけで解決できます。
この記事では、Logic Proを使い始めたばかりの方に向けて、
「音が出ないときの5つのチェックポイント」を紹介します。
1. 出力デバイスの設定を確認する
Logic Proの音が出ないとき、最初に確認すべきなのはオーディオ出力設定です。
設定方法
- Logic Pro 上部メニューから「Logic Pro」→「設定」→「オーディオ」
- 「出力デバイス」の項目をチェック
- 使用しているスピーカーやインターフェース(例:Built-in Output、Scarlettなど)が正しく選ばれているか確認
よくあるケース
- BluetoothイヤホンやAirPodsに切り替わってしまっている
- オーディオインターフェースが接続されていない
2. トラックのミュートや音量設定を確認する
出力設定が合っていても、トラック側に原因があることもあります。
チェックポイント
- トラックがミュート(M)になっていないか
- 他のトラックがソロ(S)になっていないか
- 音量フェーダーが下がっていないか
- トラックの出力先が「Stereo Out」になっているか
3. Mac本体の音量・出力設定を見直す
Logic Proの設定に問題がなくても、Mac自体がミュートや無音状態になっている場合もあります。
確認方法
- 画面右上のスピーカーアイコンで音量を確認
- 「システム設定」→「サウンド」→「出力」で、使用中のオーディオデバイスが選択されているか確認
4. ソフト音源が読み込まれていない
MIDIノートは表示されているのに音が出ない場合、ソフト音源が読み込まれていない可能性があります。
対処方法
- トラックヘッダーのインストゥルメント名をクリックし、音源が読み込まれているか確認
- 空の状態なら「Alchemy」や「E-Piano」などの音源を選択
- 音が出ない場合は、トラックを新しく作り直すのも手です
5. バッファサイズやCPU負荷を調整する
重いプロジェクトや長時間作業した後に、音が途切れたり出なくなったりすることもあります。
対処方法
- 「設定」→「オーディオ」→「I/Oバッファサイズ」を確認
- 「512」や「1024」など大きすぎる設定は「256」や「128」に変更
- 使用していないトラックは非アクティブ化や凍結処理(フリーズ)を行うと安定します
それでも直らないときは?
以下の追加対策を試してみてください。
- Logic Proの再起動
- Macの再起動
- オーディオインターフェースのドライバーをアップデート
- Logic Proの設定ファイル(環境設定)を初期化
※設定ファイルの初期化は経験者向けの対応です。不安な場合はバックアップを取ってから行いましょう。
チェックリストまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
出力設定 | オーディオ出力デバイスが正しいか |
トラック設定 | ミュート・ソロ・音量設定の確認 |
Macの音量 | システム側がミュートになっていないか |
ソフト音源 | 音源が正しく読み込まれているか |
バッファサイズ | 適切なサイズに設定されているか |
おわりに
Logic Proは高機能なDAWであるぶん、設定項目も多く、最初は戸惑うことも多いかもしれません。
しかし、今回紹介した基本的なポイントを押さえておけば、音が出ないトラブルの多くは自力で解決できます。
今後もLogic Proに関するトラブル対策や、使い方の解説記事を投稿していきますので、ぜひブックマークしておいてください。
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